COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、英文の「Chronic Obstructive Pulmonary Disease」の略です。慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。タバコの煙などの有害物質を長期間吸入することに起因する肺の炎症性の疾患で、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病です。
特徴的な症状は、慢性につづくせきやたん、軽い運動での息切れなどです。確定診断のためにはスパイロメトリーとよばれる呼吸機能検査が必要ですので、喫煙歴が長く、せきやたん、息切れなどの症状が続く方は、呼吸器科の専門医を受診してください。
COPDを知ろう
赤間病院 呼吸器内科のニャン先生こと吉井千春先生によるイラスト入りの解説です。スライドショーで分かりやすく説明されています。右のニャン先生のイラストをクリックすると、J-Breathが毎年開催しているCOPD啓発イベントの「ラング・ウォーク」の特設サイトでご覧いただけます。COPDクイズもあるので、ぜひ挑戦してみてください。
*ニャン先生のイラストをクリックすると、COPD啓発ラング・ウォークのサイトに移動します。
「元気に年をとる」ことを目標に
COPDの新ガイドラインでは治療目標に「健康寿命の延長」が明示
神鋼記念病院の大塚浩二郎先生に、COPDの病態について解説していただきます。ある研究会で大塚先生が「COPDはどうして息苦しいのか」「なぜ運動することが病態の改善につながるのか」など、とても分かりやすく解説されていたのを拝聴し、ぜひ患者さん向けに寄稿をとお願いしました。この病気を皆さんが改めて理解し、改善につなげていただければ幸いです。
「元気に年をとる」ことを目標に
COPD特別対談
肺の生活習慣病「COPD」
治療は自分のため、家族のため
患者と家族の実体験から考える
COPDという病気に対する認知が進むことで、より暮らしやすい社会を目指しましょう。アストラゼネカ株式会社の呼びかけで、一般社団法人日本呼吸器学会、一般社団法人GOLD日本委員会、NPO法人日本呼吸器障害者情報センターが共催し、COPD啓発のための対談が開催されました。その模様は読売新聞に記事広告として掲載され、動画も公開されています。
【対談参加者】
平井豊博氏/一般社団法人日本呼吸器学会 理事長
坂本博和氏/COPD患者さん(J-Breath会員)
杉田かおる氏/女優、COPD患者の親を約20年介護の経験
COPDをもっと知るために
会報紙「J-BREATH」に掲載された呼吸ケアクリニック東京・臨床呼吸器疾患研究所 医療法人至心会 木田厚瑞 理事長の関連記事をご覧いただけます。