肺MAC症(非結核性抗酸菌症)とは
結核菌以外の抗酸菌が肺に感染して起こる病気です。非結核性抗酸菌は土や水などの環境中にいる菌で、結核菌とは異なり人から人には感染しません。

菌の種類は150種類以上ありますが、非結核性肺抗酸菌症の80%がMAC(マック)菌で、次に多いカンサシ菌が10%です。症状がなく、検診の胸部エックス線検査などで発見されることもしばしばあります。せき、たん、血たん、だるさ、発熱、寝汗、体重減少などが出ることもあります。確定診断のためには、胸部エックス線検査や胸部部CT検査、さらにたんを用いた菌の培養検査が必要です。
その他の呼吸器疾患
当センターでは在宅で療養が必要な慢性呼吸器疾患と関連する疾患を主な対象として情報提供を行っております。
- 慢性呼吸不全
- 肺高血圧症
- 肺結核後遺症
- 高側弯症/胸郭変形
- 喘息とCOPDの合併例(ACO)
- 塵肺
- びまん性汎細気管支炎
- 在宅酸素療法が必要な肺癌
- リンパ脈管筋腫症(LAM)
- 原発性肺胞低換気症候群
- 睡眠時無呼吸症候群
- インフルエンザ
- 肺炎球菌(感染症)
- 誤嚥性肺炎
- 気胸
もっと知るために
会報紙「J-BREATH」に掲載された呼吸ケアクリニック東京・臨床呼吸器疾患研究所 医療法人至心会 木田厚瑞 理事長の関連記事をご覧いただけます。